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環境ホルモン―人心を「撹乱」した物質

環境ホルモン―人心を「撹乱」した物質 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)環境ホルモン―人心を「撹乱」した物質 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)
(2003/07)
西川 洋三

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一種の祭りみたいなものなんだ。

多摩川のコイがメス化している
ヒトの精子が減少している
プラスチック容器を電子レンジで加熱すると有害物質が溶け出す

1998年に国中を大騒ぎさせた「環境ホルモン」は、
人々の心をさんざんかき乱して、その後すっかり姿を消した。

それもそのはず、メス化うんぬんの話はほとんどデマだったのだ。

環境ホルモンと呼ばれた物質は、女性ホルモンと似た働きをするものだった。

は女性ホルモンにさらされるとメス化することがある、
これはホントらしい。

しかし、ヒトは胎児のときに母体から大量の女性ホルモンを浴びている。
それでも男子はちゃんと男子になる。

豆類に含まれるイソフラボンも女性ホルモンに似た物質だという。
トーフを食べてメス化するという話は聞かない。

結局のところ、ヒトにとってはなんてことない物質が
恐怖の大王みたいに祭り上げられちゃったということらしい。

危険はなかったのだからいいじゃないか。
メス化で人類が滅びることはなかったわけだし、
誰も損をしていないのでは?

これに対して本書はこう反論する。

『化学産業も、ときにペンの被害者となることを、よく考えていただきたいと思う』

当事化学メーカーで製品の安全性を担当していた著者の心の叫びだろう。

祭りのいけにえを探しているのが【メディア】なのか、
それを消費する人々の心なのか、考えさせられる一冊。
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