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機動戦士ガンダム

機動戦士ガンダム〈1〉 (角川文庫―スニーカー文庫)機動戦士ガンダム (角川文庫―スニーカー文庫)
(1987/10)
富野 由悠季

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ガンダムを復習してみよう。

子どもの頃にアニメ版をリアルタイムで観たが、
当時はガンプラだ、ニュータイプだ、と大騒ぎしていただけだった。

映画版の三部作も観なおしてみた。
今観ても抜群に面白い。でも映画を見ただけでは、人物関係とか歴史的背景とかがまだよくわからない。
そこで小説版の出番。聞くところによると大人のシーンもあるらしい。

小説版は、とにかくリアルだった。

戦場には血なまぐさい死体が転がっている。
一緒に出撃した同僚の戦死は、彼が帰還しないことで知る。
スペースコロニーは宇宙の彼方にあると勝手に思っていたが、小説によるとの軌道上に配置されていた。
これもなんとなくありそうな話だ。

ニュータイプもあながちトンデモ系の話ではなかった。
ニュータイプは、超能力とか勘とかとは少し違っていて
『外に思惟を伝達する能力』
として描かれる。

それは個人の問題というより、人類が脱皮して【進化】した姿だ。
数百万の人々の認識を重なり合わせることによって、人類が偏見のない叡智をつかみ、
争いのない世界を作ることができる。そんなユートピア思想である。

そんな夢の理論も、実践は悲劇的な形で行われた。
ジオン公国を牛耳ったザビ家は、ニュータイプを過激な選民思想に仕立て上げ、
スペースコロニーに毒ガスを注入し、またコロニー自体を地球に落下させ、四十億人を殺した。

ナチスドイツ、スターリン時代の【ソ連】、毛沢東時代の【中国】、ポルポト政権下のカンボジア・・・
【人類史】に登場する思想を振り返ると、これもリアルにありそうだ。

四十億人が殺された後の世界で、今日も敵を殺すためにアムロは出撃する。
戦いのさなか、アムロたちニュータイプは互いに思惟を通じ合わせられることに気づいた。
そして、自分たちの能力がひょっとすると戦争を終わらせるカギなのではないかと考え始める。

うーむ、深い。子ども向けアニメにしておくのはもったいなさすぎる。
噂の大人のシーンもちゃんとあるし、小説版があってホントによかった。
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