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フーゾク進化論

フーゾク進化論 (平凡社新書)フーゾク進化論 (平凡社新書)
(2009/03)
岩永 文夫

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『フーゾクは【進化】している。まるで生き物のように。』
本書の冒頭の一文は、日本のフーゾク業界の生態を端的に言い表している。

トルコ風呂、愛人バンク、ノーパン喫茶、のぞき部屋、伝言ダイヤル、イメクラ、ハプニングバー・・・
世界でも類を見ない珍妙な業態とその多様性は、ギョーカイ人たちの創意工夫と、それにイチイチ茶々を入れる規制当局との絶妙な駆け合いの結果生まれたのだという。

そもそもの発端は、終戦直後に政府公認で作られた売春施設RAAだった。この施設は、日本婦女子の貞操を米兵から守ることを指命としていた!

しかしほどなく米兵に性病が蔓延してRAAは封鎖。その後、警察が「特殊喫茶」エリアとして指定したのがいわゆる赤線だ。赤線=公認売春地区だと表現されることが多いが、赤線は1946年の公娼制度廃止後にできた特殊喫茶エリアであり、表向きはあくまで飲食店とされていた。

新宿には青線、白線、黒線なるものまであり、新宿二丁目あたりが赤線、ゴールデン街があたりが青線、というふうにそれぞれのエリアが決まっていたという。

現在の新宿歌舞伎町はといえば、石原都知事の浄化作戦をよってフーゾク業界は一斉に無店舗型にシフトしてしまった。店舗が減ったことにより見かけ上は浄化されたのかもしれないが、その分デリバリー系と地下系が増えただけ。フーゾク業界はまさに生き物のように生息場所を変えたのである。

著者の言葉を借りると『放っておけばそれなりに静かなものを!』

東京都であれ、警察であれ、フーゾク業界とアダルト映像業界は規制当局とって持ちつ持たれつの関係、延々とチチクリあってきた仲である。取り締まりは必要だけど、取り締まる相手がいなくなっても困るというのが本音だろう。
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