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レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル〈1〉 (角川文庫)レ・ミゼラブル (角川文庫)
(1998/12)
ヴィクトル ユゴー

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19年の刑務所暮らしの後、行き場もなくさまよっていたジャン・バルジャン。
ある司教が、彼を温かく迎え入れ食事を供してくれた。しかし、ジャン・バルジャンはその恩人宅から銀の皿を盗んでしまう。
あくる朝、憲兵に捕らえられたジャン・バルジャンを前に、司教は「その皿はあなたのものだ」と言う。
そして、2本の銀の燭台を彼に渡して言う。
『決して忘れてはいけないよ。まっとうな人間になるためにこの銀器を使うと、私に約束したことを』

この「銀の燭台」のエピソードはあまりに有名だが、これは物語のほんの序章にすぎない。

分厚い文庫本4冊を通じて、ジャン・バルジャンの絶体絶命の危機がもうやめて~というくらい繰り返される。
結末がわかって読んでも毎回ハラハラさせられてしまう。

でも、根っこのところで安心して読み続けられるのが本書のよいところ。
最終章、コゼット送り出すジャン・バルジャンの言葉が本書のそんな優しさを集約している。

『神が親切であることの証拠は、この子がそこにいることだ』

著者の歴史解釈や「もの申す」的な部分が長々と挿入されているので、
とっつきにくいかもしれない(文学的にはむしろここに意義があるのだろうが)。
これらの読みにくい箇所は、丸ごと飛ばしても話の流れは全く遮られない。

歴史的背景も知っておいたほうがいいのだろうけど、予備知識ゼロの文学素人でも
ジャン・バルジャンの活劇だけで十分楽しめる。
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