スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オリガ・モリソヴナの反語法

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)
(2005/10/20)
米原 万里

商品詳細を見る



ロシア語通訳の米原万里さんの唯一の長編小説。

テレビのコメンテーターのおばさん、というイメージ、タイトルから想像するロシア語にまつわるエッセイ的なイメージ、どちらも見事に吹き飛ばされる。

スターリン時代の【ソ連】、外国人と交際があっただけでスパイ容疑で逮捕され、家族もろとも処刑される。スパイ容疑者が通っていたレストランのシェフまでが処刑される。

そんな暗い時代でも、人々は明るさやユーモアを失わずに生きていた。

ウグイスを寓話では養えない』 でも人は 『寓話なしでは生きていけない

この本を読んだのが東日本大震災の直後だっただけに、【芸術】や娯楽が何のためにあるのか、人が何を支えに生きているのかを考えさせられた。

井筒監督がテレビで「映画は虐げられた人たちの記録を残すためにある」と吼えていたのをなんとなく思い出した。

日本人有名バレリーナ藻刈富代の逸話も皮肉たっぷりでおもしろい。
【教育】の内容が、共産主義下の方が人間的で、日本の方が無機的だったというのも興味深い。

この作品が映画化されて、オリガ・モリソヴナが踊る姿を実写で見たいものだ。

スポンサーサイト
プロフィール

shokomotsu

Author:shokomotsu
無意味つづり>書庫モツ連鎖

カテゴリ
最新記事
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。