【カラー版】アヘン王国潜入記

【カラー版】アヘン王国潜入記 (集英社文庫)【カラー版】アヘン王国潜入記 (集英社文庫)
(2014/06/05)
高野秀行

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ケシからアヘンが採れて、アヘンを精製するとヘロインになる。

ヘロインになるとベラボウな値段で売れるらしい。

日本では(ていうか世界中どこでも)、ケシを栽培することは違法である。
そういえば昔、近所の空き地にケシが生えてたって大騒ぎになったっけ。

そんな非合法植物をごく普通に生活の糧として栽培している村があった。

ゴールデントライアングル

ミャンマー、タイ、【中国】の境界付近にあると言われる、世界一の麻薬生産エリアだ。

そこに半年も滞在して、村人たちと寝食を共にした風変わりな日本人がいた。

ケシの種まき、毎日の草取り、液汁の収穫、アヘンの加工、そしてごほうびの吸引まで、
さながら職業訓練のように体験した記録が本書なのだ。

こんなことまで書いて逮捕されないのかな、と心配になるほどヤバい内容。
でも逆に捜査当局から講演依頼が来たというからえらいもんだ。

村人たちが手間ひまかけて収穫したアヘンの半分は軍に召し上げられる。
著者が滞在した半年の間に紛争病気で何人もの村人が亡くなった。
でも結婚し、子どもが生まれ、また誰かが死に
その度ごとに村人たちは集まり飲んだくれている(アヘンをやる人は意外に少ない)。

まさに悲喜こもごも。読後感はほのぼのとしていながらも、
原始から変わらない人の世について考えさせられる。

そんなことよりアヘンをキメたらどうなるか知りたい方にも情報たっぷり。
本書によるとバッキバキだそう。
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