幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語

幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語 (集英社新書)幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語 (集英社新書)
(2013/01/17)
平野 真敏

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ヴィオラ奏者の著者が、行きつけの楽器店でそれを見つけるところから物語は始まる。

それはヴィオラを一回り大きくしたような楽器で、
かといってチェロほど大きくはない。

演奏会でネタに使えるかなと軽いノリで買ったが、どうも気になる。

各パーツの細かい数字が書かれていて、
製作者の刻印には王室御用達の文字も見える。

いろいろ調べたいのだが、なにせ情報が少ない。
ウェブで情報提供を求めると、海外から一通の便りがきた。

それを突破口に、著者はこの楽器ヴィオラ・アルタの運命に迫っていく。

うーむ、ヴィオラなんぞ聴いたこともないのにグイグイ引き込まれてしまった。
その音色が聞こえてくるかのような文体は読むだけで心地いい。

偉業が必ずしも語り継がれない歴史の皮肉
その一方、価値あるものはいずれ誰かに認められるという必然

クラシック好きだけに読ませておくのはもったいない名著。
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無意味つづり>書庫モツ連鎖

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