強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く

強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)
(2013/01/30)
大栗 博司

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イギリスかどこかの番組で、物理学者がサッカーボールを手にしてクイズを出した。

原子核がサッカーボールの大きさだったとすると、電子はどのぐらい離れているか?」

1m?5m?いやいやそんな近くじゃない。
物理学者はどんどん歩いてって競技場の外に出てしまった。

正解はなんと5km!

サッカーボールを東京ドームに置いたとすると
電子は山手線のあたりを回っていることになる。

原子の中身は驚くほどスカスカなのだ。

原子の真ん中にある原子核。
これをパカッと開くと、陽子中性子が入っている。
陽子と中性子の重さを合計すると原子核の重さに等しい。
原子核には他に何も入っていないから当然だ。

陽子をさらにパカッと開くと、クォークと呼ばれる素粒子が3つ入っている。
他には何も入っていないから、3つのクォークの重さを合計すると陽子の重さになるはず。
と思いきや、陽子の重さの1パーセントにしかならない。

あれ、またスカスカだ。

残りの99パーセントの重さはどこからくるのか?
本書のタイトルの「強い力」。謎解きはこの疑問から始まる。

一方、「弱い力」はというと、1パーセントの方、
クォークの重さを説明するのに使われる。
話題の「ヒッグス粒子」もここで登場する。

本書に登場するノーベル賞学者はなんと40人以上。
著者は「建て増しを繰り返した温泉旅館」という例えを使っているが、
「強い力」と「弱い力」はある意味寄せ集めの理論なのだそうだ。

問題があれば建て増して、建て増したらまた問題が生まれて。
その妙に人間臭いところがおもしろい。

建て増し旅館とは対照的なのが「一般相対性理論」
「重力」を説明するこの理論は、アインシュタインが一人で完成させたという。

う~ん、これは気になる。もう一冊読むしかないな。
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