ダーウィンと進化論 -その生涯と思想をたどる-

ジュニアサイエンス ダーウィンと進化論 -その生涯と思想をたどる-ジュニアサイエンス ダーウィンと進化論 -その生涯と思想をたどる-
(2009/01/31)
Kristan Lawson

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娘が「ダーウィンが来た!」にハマったせいで我が家のハードディスクは
ダーウィンライブラリと化しているわけで…

ムツゴロウさん千石さんも使わず視聴率がとれる動物番組はテレビ史上初(たぶん)。
ともかく我が家ではダーウィンといえばテレビ番組になってしまったわけだが、
ダーウィンといえばやはり「進化論」である。

ダーウィンの本来の姿に戻ろう、と本書を開いてみたのだが、
また新しいダーウィン像ができてしまった。

そのダーウィン像とは、おたくのボンボンである。

まず、ダーウィンは進化論を思いついた人ではない。
生き物が【進化】してきたという説は古代ギリシャ時代からあって、
ダーウィンの時代には隠れ支持者も多かった(ダーウィンのおじいちゃんもその一人)。

さらに、ダーウィンはガラパゴス諸島にはあんまり関心がなかった。
イグアナフィンチを観察して「進化論」をひらめいたと思いきや、
ダーウィンはガラパゴスにチョロっとしか寄ってないし、
「種の起源」でも軽く触れてる程度なのだ。

そしてダーウィンは生涯ほぼ無職だった。

医者の御曹司で食いぶちの心配がなく、好きなだけ生き物採集ができた。
ガラパゴスへの探検費用もすべてパパ持ちである。
(イギリス海軍の測量船にお金を出して便乗させてもらった)

立派なヒゲをたくわえて学者然としているが、
趣味の延長で生き物を集めてただけなのだ。

あれれ?聖書を否定する大発見をしたんじゃなかったっけ?

実は彼のすごいところは、進化論を発見したことではなくて、
オタク作業で集めた膨大な生き物ネタを、きちんと体系立てて
一冊の書物にまとめたことなのだ。
(そういう意味で本職はサイエンスライター

その書物、「種の起源」のメッセージはとてもシンプル。
ヒトは飼い犬や農作物の品種改良ができるのだから、
自然界でも同じことが起こっているはずだというもの。

天地創造と矛盾するということで反論されるのが恐くて、
ネチネチ証拠固めをしていたら思いのかほか大作になってしまった。

1800年代ともなれば聖書に書いてあることが事実じゃないことは
みんな薄々感づいてたわけで、それをハッキリと、しかも完膚ない形で言っちゃった。

プロレス的なお約束で「種の起源」は大騒ぎを巻き起こしたわけだが、
永遠のおたく少年ダーウィンは、人前には出ず引き込もり生活を続けた。

亡くなった後も郊外にひっそり埋葬してもらいたがったが、
名前が売れすぎてたので国葬にされてしまった。

埋葬場所はウェスト・ミンスター寺院
我らがスーパースター、【ニュートン】と同じ場所である。

さすが大英帝国、懐が深いというか、おたくに優しいというか。
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