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ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪

ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪
(2012/11/30)
トマス・レヴェンソン

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【ニュートン】はやっぱりすごい。

ガリレオとかケプラーとかアインシュタインとか、
物理天文のスーパースターはたくさんいるけれど、
ニュートンだけは別格なのだ。

リンゴが木から落ちるのと、や星が夜空を動くのとが、
全く同じ原理だなんて、常人にはとうてい思いつかない。
今、学校で教えられている数学と物理の基礎は、彼一人で作り上げた
といってもいいくらい、まさに不世出の大天才なのだ。

そんなニュートンに意外な一面があったというのが本書。
読まないわけにはいかない。

まずは錬金術師の顔。
彼は、20年以上もの間、物質を混ぜあわせて煮たり焼いたりする
実験をひたすら続けていたらしい。

もう一つが造幣局の偉いさんの顔。
彼は、科学者として名声を築いた後、
政治家とのコネを利用してロンドンの造幣局監事となった。

造幣局監事というのはかなり【権力】のあるポストで、
贋金作りの容疑者の取り調べからおとり捜査まで、
今で言うと知能犯担当の警察のような部署だったようだ。

ニュートンはこの仕事にえらくハマってしまい、
何人もの容疑者を絞首台送りにしちゃっている。

犯罪者をネチネチと追い詰めていく様子は、
純朴な科学少年というニュートンのイメージとは
かけ離れている。

でも当のニュートンにとっては、錬金術も、贋金取締りも、
同じ1つの目的のためだったようだ。

その目的とは、神の偉大さを示すこと。

ニュートンが生きた17世紀末という時代は聖書こそがすべて。
この世は神が作り出した創造物だった。

ニュートンにとって、物体が動く仕組みを解明することも、
新たな物質を産みだすことも、金属を加工することも、
すべて神の知性に触れる神聖な行為だった。

だからこそ彼は通貨の偽造が許せなかった。
純朴な科学少年は、実はまじめな宗教少年だったのだ。

病気の治療に馬糞の絞り汁を飲むのがよいと本気で信じられていた時代である。
そんな時代に、夜空の星々がたった一つの公式に従って動いていることを発見した、
その瞬間の興奮はいかほどのものだったのだろうか。

やっぱりニュートンはすごい。
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