辺境生物探訪記 生命の本質を求めて

辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書)辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書)
(2010/07/16)
長沼 毅、藤崎 慎吾 他

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地下に生き物がいる。それもハンパない数の。

その数なんと、地上にいる生き物を全部足し合わした数の10倍~100倍

その能力もケタ違い。
100℃を超える高温にも耐えられるやつ、ヒトの致死量の何百倍もの放射線にも耐えられるやつ、メタンガスを栄養に換えられるやつ…。

さらには、動物でも植物でもバクテリアでもない、アーキア(古細菌)というやつもいるらしい。

この選手層の厚さがあれば、ありとあらゆる環境の【変化】に対応できそうだ。

それにひきかえ、地上の世界はなんと個性のないことか。酸素がなきゃ生きていけないやつと、がなきゃ生きていけないやつばかりが幅をきかしている。

本書の長沼先生に言わせるとそういうことなんだろう。

長沼先生は極限環境が大好きな生物の【学者】。本書ではサイエンスライターと二人で日本の温泉地や水族館を巡りながら、南極とか深海の話に花を咲かせる。

武勇伝的な部分が多くて「ふ~ん」と流し読みしてたのだが、天文学の先生が対談に入ってきたあたりから引き込まれてしまった。

地下生物の中には、火星でも生きていけそうなやつがいるらしい。
ということは、NASAの火星探査で生命が見つかるのも夢物語ではない。

火星で見つかる生命は、もしかしたら地球の生命の起源かもしれない。
植物の種が木切れにくっついて海を渡るように、微生物隕石の中に潜んで
地球にたどり着いた。そんなシナリオもありえるらしい。

地球外生命体のヒントが空の上じゃなくて足元にあるとは。これだから【地下】はあなどれない。
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